【PRODUCTION BACKGROUND vol.6】NEPAL HAND KNIT SERIES
金designer兼creativedirectorの佐藤が、毎シーズン拘りを凝縮してお届けするSEASON COLLECTION
デザイン画を描くところから始まり、生地選定/仕様/細かな付属の選定に至るまで、試行錯誤を繰り返して作り上げた製品のBACKGROUND STORY
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■NEPAL HAND KNIT
lourenではWINTERシーズンに毎年ご用意しているハンドニットアイテム。
ハンドニットの歴史は長く、その起源は1万年以上前の旧石器時代にまで遡ります。
当時世界には多くの手編み文化がありましたが、文明の進化と共に機械化が進み、手編みを受け継ぐ国や地域は減少の一途を辿っています。
そんな中手編みの伝統を守り抜いている国が、ヒマラヤ山脈の麓に位置するネパール。
1996年から10年以上続いた内戦の影響で未だ産業の成長が停滞しているネパールは、国の経済を支える産業とされているのが手工芸。
そのためネパールに住む多くの女性は編み子として働き、蓄積された手編みの技術を現在まで継承しています。
ハンドニットに使用する毛糸は、専用のベルトコンベアにかけて不要なゴミを取り除きながら原毛を均していく工程を繰り返し、スピニングマシンという糸を紡ぐ機械で撚ることで出来上がります。
一目一目かぎ針を使い人の手で編まれるハンドニットは、均一に糸を引っ張る機械編みとは異なり、毛糸を引っ張りすぎず編むことで糸にたっぷりと空気を含ませます。
これにより機械編みでは表現できない温かみや立体感を帯びたニットを作り出すことができます。
■MATERIAL:100% PURE WOOL
ウール大国として知られるニュージーランド。
年間ウール生産量は世界トップクラスの125tにも及びます。
水と緑が豊かで、活発且つ健康的に育てられるニュージーランドの羊は、起伏に富んだ山岳地帯で過ごすため、気温や環境から守るべく発達した身体を覆う強く長い毛を纏っています。
恵まれた環境により豊富な栄養が行き届いたウールは、汚れがつきにくく白度が高いことでも知られているため、染色後の発色に優れ美しい色合いが実現します。
■DESIGN
目を交差させて縄のようなねじれた模様を作った太いケーブル編みが象徴的なデザイン。
ハンドニットならではのボリューム感を活かせるよう無駄を削ぎ落とし、身幅や着丈などを控えめに設定したミニマルなシルエットも特徴の一つです。
ハンドニットならではの立体感のある表情と、トレンドに左右されない普遍的なデザインが長くご愛用いただけるNEPAL HAND KNIT。
これから迎えるウィンターシーズンのワードロープとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
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¥35,200 (taxin)
ivory / brown / black
free
こちらのアイテムは11/18(土)より販売開始となります。
詳細はオンラインストアNEWS内、【ONLINE STORE / 実店舗】2023 WINTER COLLECTION 11/18(土)販売開始アイテム一覧をご覧ください。
詳細はオンラインストアNEWS内、【ONLINE STORE / 実店舗】2023 WINTER COLLECTION 11/18(土)販売開始アイテム一覧をご覧ください。